バーゼルでの心境を明かした柿谷曜一朗【写真:Getty Images】
バーゼルの日本代表FW柿谷曜一朗が自らの心境を明かしている。7日、スイス紙『バズラー・ツァイトング』が同選手のコメントを伝えている。
柿谷は2014年7月にセレッソ大阪からバーゼルに加入。しかし、2014-2015シーズンは14試合出場に留まり3ゴール1アシストのみに終わっている。
同選手は昨季の目標を「チームの勝利に貢献し、ファンに自分のよさを認めてもらうこと」と語ったものの、「この12ヶ月は難しい時期だった。ファンを失望させてしまい残念だ」と不満を露わにしている。
パウロ・ソウザ監督との確執が報じられていた同選手だが、シーズン中に移籍を考えたかと聞かれると「何度か。僕の目標はプレーすることだった」と明かした。また「監督との関係は非常に難しいものだった」と不仲も認めている。
それでも同指揮官が今夏フィオレンティーナ監督に就任したことで、柿谷のバーゼルでの未来はポジティブなものとなっている。代表復帰については「今は何も考えてはいない」とし、「まずはクラブで活躍しないと」と意欲をみせた。
欧州挑戦初年度は失敗に終わった柿谷。2015-2016シーズンを復活の一年にすることはできるのだろうか。
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