ケビン・トラップ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)は8日、フランクフルトからGKケビン・トラップを獲得したと発表した。2020年までの5年契約で、背番号は16に決まっている。
ドイツの次世代を担う守護神として期待されるトラップは、若くしてフランクフルトのレギュラーポジションを掴み、ブンデスリーガ通算114試合に出場した経験を持つ。
A代表招集も間近と言われ、U-21代表で活躍したベルント・レノやティモ・ホルンらとともにGK大国ドイツを支える存在になれる才能を持っている。
しかし、PSGにはすでにイタリア代表のサルバトーレ・シリグがおり、ポジション争いはし烈だ。8日に25歳の誕生日を迎えたトラップはクラブ公式HP上で「PSGは非常に大きなクラブで、ここでタイトルを獲得したい。僕にとって絶好の機会だ」と語り、新天地での挑戦に意欲を見せている。
そして「毎年チャンピオンズリーグ出場を目標とし、タイトルを獲得しようとするのは非常に強いチームであるということ。これが僕がPSGに行きたいと思った理由だ」と移籍を決断した経緯を説明した。
PSGのローラン・ブラン監督は「私が思うに、ドイツのGK育成は世界最高のひとつだ。ケビンは現代的なGKだね。彼は若く、特大のポテンシャルを備えている。チームに多くのモチベーションと競争をもたらしてくれるだろう」と新守護神候補に期待を寄せた。
なお、トラップはオーストリアでキャンプ中のチームに合流し、来週にもお披露目会見が行われる予定となっている。
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