グアルディオラ監督(右)がブラジル代表に断られたことを明かしたD・アウベス(左)【写真:Getty Images】
バルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウベスは7日、アメリカTV『ESPN』のインタビューで2008年から2012年まで指導された現バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督がブラジル代表を率いたかったにも関わらず断られてしまったことを明かした。
グアルディオラ監督がブラジル代表を指揮したいと言う噂は以前から伝えられていたが、D・アウベスによれば、同監督は昨年のブラジルW杯が始まる前にセレソンの監督になりたかったようだ。
「ペップは我々を世界王者にしたいと言ってくれたし、全てを把握していた。彼を断る言い訳は『国がどうリアクションするか分からない』ということだった。世界最高の監督を受け入れないのなら、代表を気にしていないのと同然だ」
アウベスは、監督としてだけでなくチームマネジメントの素質を称え、スペイン人指揮官は上層部が満足できる結果を出した場合のみ給与を貰う条件を付けていたとも明かし「それでもこの様なチャンスを逃すのか? こういう行為が代表のことを考えていないと証明している」と、今一度ブラジルサッカー連盟(CBF)幹部を批判した。
7月8日は、昨年のブラジルW杯でのドイツ1-7という歴史的大敗を喫してからちょうど1年である。バルサ史上初の三冠達成に貢献したグアルディオラ監督がブラジル代表率いていたら、結果はどうなっていただろうか。
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