サウサンプトンが獲得したクコ・マルティナ【写真:Getty Images】
日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンがオランダ1部のトゥエンテからDFクコ・マルティナを2年間契約で獲得した。7日、クラブ公式サイトで発表している。
マルティナはカリブ海に位置するキュラソー島代表ディフェンダー。右サイドバックに加えてセンターバックもこなす。昨季、FW宮市亮が所属するトゥエンテで31試合に先発出場した。
この25歳DFはオーストラリアでのトレーニングキャンプに向けて始動しているチームに今週中に合流する見込みだ。
サウサンプトンのフットボール・ディレクターであるレス・リード氏はクラブHP上で「クコはユーティリティーに富んだ経験豊富なDFだ。ライアン・バートランドとベービス・ムガービの怪我により守備陣の補強が必要となった。この状況でクコは最適な選手だった」と獲得の理由を述べている。
マルティナは、サウサンプトン指揮官ロナルド・クーマン監督の実兄であるエルウィン・クーマン監督の下、オランダ2部リーグのRKCヴァールヴァイクで2年間プレーした経験も持つ。
サウサンプトンは既にイングランド代表DFナサニエル・クラインをリバプールに選手を売却し、加えてベルギー代表DFトビー・アルデルワイレルドの獲得も難航していた。マルティナの獲得は守備陣の離脱が続いていたチームにとって大きな補強となりそうだ。
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