パートナーとキスをするアビー・ワンバック【写真:Getty Images】
カナダ女子ワールドカップを制したアメリカ代表FWアビー・ワンバック(35)が勝ち獲った“もう一つの勝利”が話題を呼んでいる。英紙『デイリー・メール』を含む複数のメディアが報じた。
現地時間の5日に行なわれた女子W杯決勝でなでしこジャパンを破り世界一を成し遂げたアメリカ代表。ワンバックは試合後スタジアムの客席に駆け寄ると、“妻”であるサラ・ホフマンとキスをした。
ワンバックは自身が同性愛であることを明かしており、元チームメイトであるホフマンとはパートナー関係にある。アメリカでは6月26日に同性婚が憲法で認められたこともあり、SNS上で同選手への祝福が拡散。もう一つの勝利を喜んだ。
オリンピックでの金メダル、個人ではバロンドールの獲得とアメリカ代表のレジェンドともいえるワンバックだが、唯一欠けていたタイトルがW杯優勝だった。この日、同選手は悲願の達成と、その喜びを最愛の人とわかちあう権利という二つの勝利を手にしたようだ。
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