なでしこジャパンの佐々木則夫監督【写真:編集部】
なでしこジャパンは7日、女子W杯が開催されたカナダから帰国し、記者会見を開いた。
会見に出席した佐々木則夫監督はまず、「何よりも日本の皆さんに大きなエールをいただいたことがパワーになった」と、応援してくれたファンに対して感謝の言葉を述べた。
そして、自身の去就については、「なでしこリーグは週末から始まって、帰国早々チームに戻って次の試合の準備をしなければならない。僕の去就よりも、まず今は選手達の週末のゲームが気になる。
そして、(8月に)直面する東アジア大会がありますので、そこの準備のために視察をしっかりしながら、まずは契約内の仕事をしっかりとしたのちに次があるんじゃないかと思っている」と、意には介していないようだ。
また、2011年ドイツW杯、2012年ロンドン五輪に続いて決勝進出を果たしたなでしこジャパンだが、「世界で3大会通用したこと、改めてこれから世界が変わるということ、そんなことを確認して今後のなでしこに相対的に継承していく大きな大会だった」と振り返っている。
次になでしこが目指すのはリオ五輪だ。前回のロンドン五輪では銀メダルとなったが、「金を狙うことは間違いない」と意気込みを見せている。
一方で、「まだリオの切符を手にした訳ではなく、やはりアジアでの2枠は非常に厳しくプレッシャーのかかる予選である。世界を確認したところでは、個の質というものと個の判断をもっと上げていかないと」と気を引き締めた。
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