阪口夢穂【写真:Getty Images】
カナダで行われた女子W杯を準優勝で終えたなでしこジャパンは7日、成田空港から帰国した。
攻守の要であるMF阪口夢穂は、大会を通して存在感を放った。中盤の底でパスを受け、展開する。その一つひとつのプレーが正確であり、チームを動かしているのはこの背番号6だった。
準優勝という結果については「試合が終わった時はやっぱり悔しさがありましたけど、その後は切り替えてという感じでした」という。優勝を逃したことへの悔しさと同時に、やり切ったという達成感のようなものもあったのかもしれない。
オランダとの決勝トーナメント1回戦では、美しい連携からゴールを奪っている。左足で丁寧に決めたのは阪口だった。中盤でタクトを振るだけでなく、溢れる攻撃センスも披露し、試合を決める一撃も放った。
さらに、決勝戦では最終ラインの一角に入るなど、守備でも奮闘した。試合の状況に応じて求められるプレーをしっかりできることも、阪口がチームに欠かせない選手である理由だろう。
12日には、なでしこリーグが再開する。
「(リーグ戦に)出るつもりで帰ってきました。疲れがないと言ったら嘘になりますけど、みんながそういう状況で試合に出ると思うので、頑張ります」
阪口の所属する日テレ・ベレーザは、9試合を終えて7勝2分で2位につけている。
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