欧州屈指の下部組織を抱えるバルセロナ【写真:Getty Images】
韓国サッカー界の至宝と呼ばれるFWイ・スンウ(17)が、所属するバルセロナ・フニベールAから下部組織の最上位チームのバルセロナBに昇格する。
2011年夏にバルセロナのU-13チームに相当するインファンティルBにスカウトされたイ・スンウは、年代別のチームを順調に経て、2014年1月から16〜18歳を対象としたフベニールAに所属している。
イ・スンウは、2014年9月にタイで行われたアジアサッカー連盟(AFC)U-16チャンピオンシップの準々決勝で、吉武博文監督(当時)率いるU-16日本代表相手に2得点を挙げ、日本のU-17ワールカップ出場の夢を打ち砕いた。特に自陣ハーフライン手前から単独カウンターで日本守備陣を抜き去り、楽々とGKをかわして決めたドリブルゴールは、“韓国のメッシ”と呼ぶのに相応しい圧倒的なプレーだった。
なお、イ・スンウが昇格するバルセロナBは、2014-15シーズンのリーガエスパニョーラ2部で最下位に終わり、来季は3部で戦うことが決まっている。バルセロナ・フニベールAにはチャン・ギョルヒとペク・スンホを含めて3人の韓国籍選手が所属しており、さらなる活躍が期待されている。
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