なでしこジャパンの佐々木則夫監督【写真:Getty Images】
なでしこジャパンは現地時間5日、女子ワールドカップ決勝戦でアメリカ代表と対戦し、2-5で敗れた。
試合開始16分間で4失点するなど、失点を重ねてしまったなでしこジャパン。指揮官の佐々木則夫監督は、敗れながらも決勝戦へ進んだチームに感謝の言葉を述べた。
「本当の多くの人たちに応援されてファイナルまで来ることが出来た。立ち上がりで気を付けていればということはありますけれども、本当に最後まで最後まで選手は走ってくれた。僕自身、選手を誇りに思う」と選手たちに労いの言葉を送った。
なでしこジャパンは、前回のドイツ大会の主力選手の多くがメンバーに名を連ねており、「とにかくこのファイナルまで来たということは、まずは成功だと思っている。また若い世代もここに入ってきて、またさらにパワーアップすることが大事だと思う」と、今後の世代交代も必要性を語った。
なでしこジャパンは2011年のW杯優勝、2012年のロンドン五輪銀メダルに加えて主要大会で3回連続で決勝戦に進出するという大きな偉業を成し遂げた。なでしこジャパンの躍動には多くの日本国民が関心を寄せていた。彼女たちの功績を見た子供たちがサッカーを始めるきっかけにもなっている。
「今日は結果が出ませんでしたけれど、最後まで諦めないで走り切るという姿は見せられた。是非少女たちが、多くの人がボールを蹴る、そんな触れ合うサッカーに注目してもらえればと思う」と、未来へのなでしこ登場に期待を寄せた。
そして最後に、「選手達と本当に楽しくここまで積み上げてこれて、本当に幸せ。スタッフの皆さんも本当によくやってくれた。感謝しかない」と語った。
【了】