ストークのGKベゴビッチ【写真:Getty Images】
ストークに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表のGKアスミール・ベゴビッチ(28)を巡り、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドが熾烈な争奪戦を繰り広げている。
2010年冬にストークに加入したベコビッチは、これまで150試合以上に出場し、3シーズン前には母国の年間最優秀選手を受賞。クラブとの契約は残り1年となっているが、欧州各国のビッグクラブから関心を示されているため、契約延長は難航している。
英紙『テレグラフ』によれば、チェルシーはアーセナル移籍が決定したGKペトル・チェフの後釜として、移籍金800万ポンド(約15億円)でベゴビッチを獲得する準備を進めているようだ。ジョゼ・モウリーニョ監督は7月中旬から始まるアメリカでのプレシーズンツアーに同選手を帯同させるため、数日以内に取引をまとめる意向だと伝えられている。
一方、英紙『メール』では、ユナイテッドがレアル・マドリーへの移籍が噂されるスペイン代表のGKダビド・デ・ヘアの代役を探しており、チェルシーからベゴビッチの横取りを狙っていると報じられている。ストークはベゴビッチ移籍の条件として1000万ポンド(約19億円)の支払いを求めているため、ルイ・ファン・ハール監督はチェルシーを上回る金額でオファーを提示する構えのようだ。同クラブはトッテナムのGKユーゴ・ロリスにも関心を示している。
なお、ストーク関係者は「交渉が成立した案件がある」と話し合いが進展していることを示唆しており、ベゴビッチの放出は避けられない状況のようだ。
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