イングランド代表のDFバセット【写真:Getty Images】
カナダ女子ワールドカップ準決勝なでしこジャパン対イングランド代表の一戦で、決勝ゴールとなるオウンゴール(OG)を決めてしまったDFラウラ・バセット(31)が心境を語っている。
イングランドは、1-1のタイスコアで迎えた後半アディショナルタイムにバセトがMF川澄奈穂美のクロスに足を出したが、クリアボールがバーに直撃してゴールに吸い込まれてしまい、まさかの失点でベスト4敗退に終わった。
バセットは英メディア『BBC』のインタビューで「ボールをタッチラインに出そうとした。(OGが決まった時は)息ができなかった。心臓が飛び出したかのようだった。試合後は精神的に打ちのめされ、抑えがきかず、感情的になっていた。ぼんやりしながらボーイフレンドが視界に入り、そこでまた感情が爆発した。両親とはまだ話せていない。ただ泣く私を見ることになってしまうから。メールでは私のことを誇ってくれているけど、あの瞬間を変えられるなら何でもする」と本音を吐露。
また、「私たちは諦めずに戦い続けることを示してきた。でも、時間がなくて挽回できなかった。とても残酷だった。チームのために献身的に頑張ってきた選手を見ることが何よりも辛い。イングランドが初めて優勝できると信じていたの」と結果を残せなかったことを悔いた。
なお、バセットはドイツとの3位決定戦に先発出場することが見込まれている。
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