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セリエA 9年前

パルマ破産、ミラン買収、一時代の終わり…。14/15季にセリエAで起きた10の出来事

text by 編集部 photo by Getty Images

10.一時代の終わり

テベスとピルロ。ユーベ躍進の立役者2選手退団が決定へ
カルロス・テベス(左)とアンドレア・ピルロ(右)【写真:Getty Images】

 ユベントスにとって、2014-2015シーズンは一つの到達点であり、一つの時代の終わりとなった。

 シーズン開始前にアントニオ・コンテ監督が突然退任。後任者には元ミラン指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ監督が就任した。かつてのライバル監督の就任にファンは猛抗議に出たものの、結果を出すことで反対の声を沈めていった。

 するとセリエAでは早々に独走態勢を築き上げ、コッパ・イタリアでもラツィオを下し優勝。チャンピオンズリーグでは強敵を撃破し続けて決勝進出を成し遂げた。決勝では惜しくもバルセロナに敗れたものの、イタリアの盟主の完全復活をアピールするには十分すぎる結果だった。

 しかしながら、シーズン終了とともに2人の選手の退団が決定的となる。新たな「10番」として全てのユベンティーノから愛されたカルロス・テベスがボカ・ジュニオルスへ移籍。そして、アンドレア・ピルロのニューヨーク・シティ移籍が濃厚となっている。

 クラブはそのショックを振り払うように大型補強を敢行。パウロ・ディバラ、マリオ・マンジュキッチ、サミ・ケディラ、ネトと未来を担う人材を確保している。

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【了】

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