ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が、シニシャ・ミハイロビッチ新監督の就任会見で日本代表FW本田圭佑の残留を明言した。伊メディア『トゥットメルカート・ウェブ』が伝えている。
同会長は、本田を「彼は偉大な選手であり、ミランで自分の居場所を見つけられることを望んでいる。私たちは彼がトッププレーヤーであると思っている。私たちのプロジェクトに、本田も入っている」と高く評価し、来季もクラブの構想に入っていると強調した。
また、選手としての能力だけではなく、本田のプロフェッショナルな姿勢や人間性についても称賛している。
「偉大な選手であるだけではなく、立派な人間としてチームの力になっている。人としてのクオリティは選手としてのクオリティと同じように見える」
昨季のセリエAを10位で終えたミランは、この移籍市場でターゲットを他クラブに奪われるなど振るわない時期が続いたが、ここにきてコロンビア代表FWカルロス・バッカとブラジル代表FWルイス・アドリアーノを立て続けに獲得している。
バッカはセビージャで56試合28得点10アシストを記録し、ヨーロッパリーグ決勝では2得点1アシストで優勝の立役者となった。また、L・アドリアーノはこれまでチャンピオンズリーグに41試合出場し、20得点5アシストをマーク。両者とも昨季の不振を巻き返すには申し分のない実力と実績をあわせ持つストライカーだ。
この補強に、国内外では「本田はミランから移籍するのでは」という声も上がっていた。しかし、クラブのトップであるベルルスコーニ名誉会長が残留を明言したことで、来季も本田がサン・シーロのピッチに立つ姿を見ることができそうだ。
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