7.サポーター、怒り心頭のバロテッリを制止

　ユナイテッドとの試合でリバプールの主将ジェラードがまさかの退場劇に見舞われたこの試合、ひとりのストライカーはサポーターが取った行動によって退場を免れていた。

　ビハインドを追うリバプールは猛攻を仕掛けた。途中出場のマリオ・バロテッリもゴールを奪うべく奮闘を見せるが、タッチライン際でクリス・スモーリングと接触。ピッチ横の広告看板に叩きつけられたバロテッリはスモーリングを睨み付け、あわや乱闘という事態に。

　リバプールファンのショーン・レザボローさんは、すでにイエローカードを受けていたバロテッリの肩を掴み、「落ち着け。放っておくんだ」と諭した。この言葉でバロテッリは冷静を取り戻し、何事もなく試合は続けられた。

　試合後、バロテッリは「オレはピッチでひとりじゃなかった。YNWA（You’ll Never Walk Alone）」とレザボローさんに感謝の言葉を述べている。