3.ランパード、古巣から劇的ゴール
古巣チェルシーからゴールを挙げたランパード【写真:Getty Images】
開幕4連勝でシーズンをスタートさせたチェルシーは、第5節で前シーズン王者のマンチェスター・シティと対戦した。アンドレ・シュールレのゴールで先制したチェルシーは、パブロ・サバレタの退場により数的有利で1-0のまま試合終盤まで時間を進めた。
エティハド・スタジアムの時計は85分を表し、誰もがチェルシーの勝利を確信していたところでドラマが起きた。ジェームズ・ミルナーがゴール前に折り返したボールを叩き込んだのは、古巣対戦となったフランク・ランパードだった。
チェルシーに13年間在籍し、クラブのレジェンドとなったランパードは、2013/14シーズンをもってチェルシーに別れを告げてアメリカへと旅立つ決意をした。
しかし、移籍先のニューヨーク・シティと同じ「シティ・フットボール・グループ」に属するシティが兄弟クラブから期限付き移籍でランパードを獲得したことで、このベテランMFはマンチェスターにやってくることになった。こうして古巣と対戦することになったランパードは、チェルシー相手にドラマチックなゴールを挙げた。
ライバルクラブへ移籍したことで波紋を呼んだランパードだったが、ゴールセレブレーションをすることもなく、試合後にチェルシーサポーターが彼に大きな拍手を送ったことは、クラブとの関係が永遠であること象徴している。
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