佐々木則夫監督【写真:Getty Images】
【なでしこジャパン2-1イングランド代表 カナダ女子W杯準決勝】
カナダ女子W杯を戦うなでしこジャパンは現地時間1日、準決勝でイングランド代表と対戦し、2-1で勝利。2大会連続の決勝進出を果たした。
佐々木則夫監督は、安堵した様子でインタビューに応えた。「思ったより前回の疲労が重なってプレーの質が今ひとつだった」と振り返ったが、「最後まで勝とうという思いがゴールに繋がった」と、執念が実を結び勝利できたことを喜んだ。
相手も強かった。佐々木監督は「イングランドの動きも非常に良かったですし、シンプルな展開をなかなか受けきれなかった」と、相手のダイナミックな攻撃に手を焼いたことを明かす。なでしこジャパンが押し込まれる場面も多く「ボールを動かしてリズムを変えるというところがもう一つできませんでした」と佐々木監督。この点は決勝に向けて修正したいポイントだろう。
中3日でアメリカとの決勝を迎えるなでしこジャパン。指揮官は自身の思いを口にした。
「ファイナルを目標にしてきました。結果はどうあれ、とにかくサッカーを楽しんで、日本の皆さんに伝えてあげられれば」
楽しんでプレーする。なでしこジャパンはサッカーの本質を体現し、W杯連覇へ挑む。
【了】