ぬいぐるみを抱える岩渕真奈(右)【写真:Getty Images】
【なでしこジャパン2-1イングランド代表 カナダ女子W杯準決勝】
カナダ女子W杯を戦うなでしこジャパンは現地時間1日、準決勝でイングランド代表と対戦し、2-1で勝利。2大会連続の決勝進出を果たした。
相手に傾いた流れを引き戻したのは、最年少のFW岩渕真奈だった。オーストラリア戦で貴重なゴールを決めていたアタッカーはこの日、後半途中に投入されるとすぐさま存在感を放った。
まずは縦への仕掛けからクロスを送り、次のプレーではキレ味鋭い切り返しから中に持ち込みシュートを放った。
「あんまり流れが日本に向いてない時だったので、とにかくその流れを取り返そうと思って入りました」という言葉通り、なでしこジャパンに再び活力を与えるプレーを見せた。
岩渕、そしてなでしこジャパンは、離脱した安藤梢の思いも背負っている。オーストラリア戦に続きこの日も、安藤のユニフォームを着せたクマのぬいぐるみをベンチに持ち込んだ。「こないだ勝てたので、今日も持ってこようと思って」と岩渕は、ハニカミながら笑顔で話した。
決勝のアメリカが相手だ。岩渕は「最高の舞台で最高の相手と、最高のチームで戦えるので、しっかりいい結果を日本に持って帰れるように全員で頑張りたい」と、連覇に向けて意気込みを語った。
【了】