バルセロナ移籍が近づくアルダ・トゥラン【写真:Getty Images】
バルセロナは、アトレティコ・マドリーのMFアルダ・トゥラン獲得に同クラブと同選手と合意に達したようだ。スペイン・カタルーニャ州『スポルト』紙が1日に伝えている。
夏の電撃移籍は、皮肉にもFIFAの処分によって2016年まで新メンバーを迎えることができないバルセロナによるものだった。しかし、2016年からプレーできるように事前に選手を登録することはできる。バルサは、アトレティコの10番を選んだ模様だ。
同紙によれば、7月の会長選挙に出馬するジョゼップ・マリア・バルトメウ会長とアトレティコのヒル・マリンGM(ゼネラルマネージャー)はイビサ島で、移籍金3500万ユーロ(約49億円+5年契約で合意に達したとのこと。
なお公式化は、ルイス・エンリケ監督次第である。アストゥリアス州出身の監督が、プレシーズンが始まる7月13日から同選手を起用したい場合、現在バルサを仕切っている管理委員会が発表することになるが、待機しても構わない場合は新会長の役目となる。
A・トゥランの加入によってバルサは、タレントとテクニックで溢れる中盤を強化することに成功する。トルコ代表MFの10番は伊達ではなく、宿敵レアル・マドリーのサポータからも一目を置かれているほどの逸材である。
トゥランは既に今夏アトレティコ退団希望を公言しており、移籍先はチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドが噂されていた。しかし、最終的には昨日まで国内では敵だったバルサを選んだ模様だ。
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