トーマス・ミュラー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドへ移籍するのではと報じられたバイエルン・ミュンヘンのFWトーマス・ミュラーは、その噂を独紙『ビルト』で真っ向から否定した。
「オファーが来ることは名誉で、自分のパフォーマンスが評価されたと思えば嬉しい。だが、僕はバイエルンで満足しているし、契約は2019年まで残っている。推測は無視するのが賢明だ」
そしてバイエルンというビッグクラブでプレーする責任を強く感じているのはミュラー本人だ。「クラブに買われてきたとき、選手の信頼を得るために、そして獲得に多くのお金をかけたことでパフォーマンスには責任が生じる」と持論を展開。
さらに残留する場合にも責任が生じると語る。ミュラーは「毎シーズン自らの力を証明しなければならないし、僕の立ち位置も流動的だ」と、自身も安泰でないと強調する。
しかし、バイエルンの下部組織で育ち、クラブへの愛着が人一倍強いミュラーにとって移籍は論外のようだ。新たに加入する選手とのポジション争いも歓迎している。
「バイエルンでは毎シーズン新しい選手が買われてくる。そしてポジション争いも再びスタートするんだ」
新たに始まるシーズンに向けて気持ちを新たにするミュラー。ドイツを湧かせるスーパーなアタッカーの雄姿はしばらくアリアンツ・アレーナで見られそうだ。
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