タイ人実業家によるクラブ買収で多額の資金を得て補強を進めるミランは、来季に向けて2選手の獲得に迫っている。

　伊メディア『トゥットメルカートウェブ』が1日、破産したパルマと契約を解除したアルゼンチン生まれの19歳、ホセ・マウリ加入の可能性について報じた。

　すでにフィオレンティーナと合意間近と伝えられていたマウリは、1日のうちにミランと4年契約を結ぶ見込みとのこと。今季本格的にセリエAデビューを果たし、33試合に出場した伸び盛りの有望株だ。

また、補強の最優先事項であるディフェンスラインには、エスパニョールのメキシコ代表DFエクトル・モレーノ獲得に動くようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、同選手はクラブとの契約が来季末で満了となるため、比較的安価で獲得できるという。

　しかし、モレノは先月29日に右足の手術のためメキシコ代表として臨むCONCACAFゴールドカップの欠場が明らかとなった。ミランが負傷を抱えた状態で獲得するかは不透明で、守備陣を補強するため他の選手の確保に動く可能性もある。

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