アーセナルへ移籍したGKペトル・チェフ【写真:Getty Images】
チェルシーで11年間ゴールマウスを守り続けてきたGKペトル・チェフは、新天地としてアーセナル移籍を決断した。だが、チェコ人GKはもっと早くからアーセナルでプレーしていた可能性があったようだ。
33歳のチェフは、アーセナルの公式サイトに「レンヌに移籍する前、アーセナルとサインをするチャンスがあったんだ。だけど、その時の私は18歳か19歳で、チェコはEUに加盟していなかった」と明かした。
「労働許可証が必要で、A代表の試合に75%出場する必要があったから、その時は不可能だったんだ。労働許可証が降りなかったから、僕はフランスへ行った」
周知の通り、チェフがイングランドで最初に選んだクラブはチェルシーだ。“ブルーズ”でプレーできたことは「大きな喜び」としながらも、「もし労働許可証が得られていれば、僕の人生は全く違う物語を描いていただろう。そして、今もう一度新たな物語を描く」と語った。
10余年の歳月を経てアーセナルでプレーすることになったチェフだが、公式戦デビューはチェルシーとのコミュニティシールドとなることが濃厚だ。アーセナルで描く物語の第一章は、古巣からの勝利となるのだろうか。
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