カタルーニャ独立を訴えるバルセロナファン【写真:Getty Images】
バルセロナがチャンピオンズリーグ(CL)決勝でのサポーターのチャントに対してUEFAから罰則を課される可能性があるようだ。30日、スペイン『マルカ』が報じている。
問題となったのはサポーターによる「カタルーニャ独立」の主張だ。「カタルーニャはスペインではない」という英語メッセージ(写真)を掲げるファンや、チャントにて同様の意味を訴えるものが確認されたとのこと。
UEFAはバルセロナに対して6万ユーロ(約820万円)の罰金もしくはカンプ・ノウでのUEFA大会開催時に一部エリアを封鎖することを求めるとみられている。
バルセロナは前サンドロ・ロセイ会長時代にもクラブがカタルーニャ独立運動に利用されたとして批判が集まるなど、定期的に政治思想との関わりが問題となっている。まさに「クラブ以上の存在」というバルセロナのスローガンを表した問題だが、解決の糸口は見つかるのだろうか。
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