決勝進出を果たしたアメリカ【写真:Getty Images】
【アメリカ代表 2-0 ドイツ代表 カナダ女子W杯準決勝】
カナダ女子W杯の準決勝が1日に行われ、アメリカ代表とドイツ代表が対戦した。
世界トップ2の直接対決がここで実現。序盤から互いのプライドがぶつかり合う、見応えのある戦いが展開される。
アメリカは14分、スルーパスに抜け出したモーガンが狙うも、ドイツGKアンゲラーにブロックされ先制はならず。それでもこのチャンス以降、アメリカが主導権を握る。
両チームともパスと判断のスピードが速く、ボールの流れも良い。さらにボールを持たない側のプレスにも鋭さがあるため、ハイレベルな争いが見ることができる。
スコアレスで迎えた後半、最初にチャンスを迎えたのはアメリカ。47分、CKにロイドが頭で合わせるも枠を外れる。
やや劣勢だったドイツも次第に盛り返す。サイドを起点とした攻撃でゴールに迫れるようになった。すると58分、抜け出したポップがPA内で倒されPKを獲得。しかし、これをシャシッチが外し、ドイツは先制のチャンスを逃した。
モーガンを中心に再び攻勢を仕掛けたアメリカは67分、そのモーガンが倒されPKを獲得する。これをロイドがゴール右へ落ち着いて決め、アメリカが先制点を奪った。
アメリカは79分、ラピノーに代えてワンバックを投入する。そして84分、ロイドのクロスにオハラが飛び込み、決定的な2点目を奪った。
そして、試合はこのまま終了。アメリカが2大会連続の決勝進出を果たした。ファイナルではなでしこジャパン対イングランドの勝者と対戦する。
【得点者】
69分 1-0 ロイド(アメリカ)
84分 2-0 オハラ(アメリカ)
【了】