古巣のチェルシーファンにメッセージを残したGKペトル・チェフ
アーセナルは現地時間29日、チェルシーからチェコ代表GKペトル・チェフを獲得したことを発表した。チェルシーで11年間に渡ってゴールマウスを守り続けてきたチェフが新天地に選んだのは、同じロンドンの街を本拠地とするクラブだった。
だが、このチェコ人GKは両クラブの公式発表と同時に自身のツイッターでチェルシーに対するメッセージを公開し、プレミアリーグのタイトルを争う古巣への特別な感情が消えることはないとメッセージを残した。
「この日が来るとは思わなかったが、チェルシーに別れを言うときが来た。2004年7月に加入してから常にこのクラブのために生きてきたし、いつかここで引退することを考えていた。だが、人生とは考え通りにはいかないものだ」
そして、チェフは自身を長く支えてきたチームメイトやスタッフたちに感謝の言葉を送った。
「個人的に、チェルシーに関わるみんなに感謝したい。選手、スタッフ、監督、コーチ、全員と仕事が出来たことを嬉しく思う。彼らがいなければ、私たちはここまでの成功を収めることはできなかっただろう」
チェフは来季、チェルシーのライバルクラブの一員としてピッチに立つことになる。だが、サポーターと築いた関係は永遠だと感じているようだ。
「一番大切なことは、チェルシーのファンに感謝したいということだ。私はみんなのために全てを出し尽くし、みんなは私に愛情を寄せてくれた。決して忘れることはないだろう。永遠に私とともにある。
また君たちとは会うことになるが、その時僕は反対のゴールにいるはずだ。僕たちの歴史を思い出し、僕の新しい冒険が始まったことを理解してほしい。チェルシーの新しいシーズンの成功を願っている。11年間本当にありがとう」
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