パラグアイ代表のFWデルリス・ゴンザレス【写真:Getty Images】
パラグアイ代表のFWデルリス・ゴンザレス(21)が、27日に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)準々決勝のブラジル戦後、親戚を心臓発作で亡くしていたことが分かった。
バーゼルで日本代表のFW柿谷曜一朗とプレーするゴンサレスは、1点ビハインドで迎えた後半にPKを決めて同点にすると、延長のPK戦では勝利を決めるキッカーも務め、自らの活躍で母国をベスト4に導いた。
パラグアイ紙『ウルティマ・オラ』の取材に答えたD・ゴンザレスの父シモン・パブロ・ゴンザレスさんの証言によれば、亡くなったのはマヌエル・イラザバルさん(享年44)で、ゴンザレスさんのいとこの夫だったという。イラザバルさんはパラグアイで友人と一緒にテレビで試合を観戦し、親戚のD・ゴンザレスがブラジルを打ち破るPKを決めた後、興奮のあまり心臓発作で倒れ、帰らぬ人となった。
なお、ブラジルから歴史的な勝利を収めたパラグアイは、現地6月30日に準決勝でアルゼンチン代表と対戦する。
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