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恩師フィッカデンティが武藤との1年半を語る。「偉大な男。ファンは彼を愛していた」

text by 編集部 photo by Getty Images , Dan Orlowitz

「サポーターと一緒に勝利のメンタリティを作りあげたい」

恩師フィッカデンティが武藤との1年半を語る。「偉大な男。欧州でもうまくやるだろう」
最高の雰囲気で行われた武藤ラストゲーム【写真:Getty Images】

――今日、味の素スタジアムは信じられない雰囲気に包まれました。4万人以上のファンが集まり、私の記憶では今年既に3回目のことです。これはFC東京にとっては自然なことではありません。監督とチームはこの空気を作り出すために何をしたのでしょうか? そして、あなたは武藤が去った後もこれが続くと考えていますか? この信じられないハイレベルな状態にサポーターとチームの情熱を維持するためには何をしなければいけないのでしょうか。

「サポーターは武藤を愛していた。しかし、同じようにチームを愛しているよ。彼らは真のサポーターだからだ。我々はハードワークによって、この情熱を作り上げた。私は武藤が先発にいなかった時でも満員になったことを覚えている」

「様子をみてみよう。しかし、我々は4万人を超えることができると信じている。それをスタジアムで実現するために、我々はできることを全て行うよ。武藤が去った今、我々は他の選手たちに目を向けている。人々が熱狂できるようブランドを保っていくためにね。サポーターにはスタジアムに来て我々の試合を観てほしい。素晴らしい時間を過ごすために、そして一緒にチームに勝利のメンタリティを作り上げていきたい」

「面白いサッカーやファンに素晴らしい時間を過ごしてもらうことは重要だ。しかし、それ以上に我々が今まで以上に勝ち続けていくことが重要なんだ。今は間違いなく楽しいサッカーをできていると思わないか?」

【了】

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