将来は「日本と海外の架け橋に」
――来年にはリオデジャネイロオリンピックが控えています。代表は日本とオランダどちらを選びますか?
「呼ばれたらどちらでも。ただ来年のオリンピックに出場するためには、どちらかに呼ばれるよう試合に出続けるしかないと思いますし、出ていれば呼ばれると信じています。オリンピックは一度しか出られないので、メンバーに入るのは自分にとって大きな目標です。ただ、毎試合出ていないと視察にも来てもらえません。試合に出ないとメディアも取り上げてくれないですし、1試合出ただけではダメですね」
――今後のステップアップのビジョンはありますか?
「メインはヨーロッパです。もちろん日本に帰ってやってみたい気持ちもありますが、プロキャリアを始めたのが海外なので、ヨーロッパでできるところまで上り詰めたいと思っています。具体的にどこでプレーしているという未来は見えませんが、自分のスタイルに合う場所を見つけられればいいですね」
――ピッチ外でやってみたいことはありますか?
「せっかく僕がいるので、日本のスポンサーを探そうよという話はクラブのスタッフとしています。知名度が低いので大きな企業は難しいかもしれませんが、ドルトレヒトが認知度向上に使えて、さらに日本企業の海外進出の助けになれればいいですよね。利益重視ではなくても、お互いにいい関係を築ければ面白いのではないでしょうか」
――大学で学んでいることを生かせそうですね。
「大学ではマネジメントを勉強していて、将来は起業したいんです。その一歩目として自分のクラブにスポンサーを見つけられればいい経験になりますよね。将来の基盤になることをいま勉強し、今後もっと具体的なものにして、日本と海外の架け橋になれるようなことができればいいと思っています」
――最後に、日本のサッカーファンへメッセージをお願いします。
「真面目にコツコツとサッカーに向き合って頑張っていくので、そういった姿を見てもらえたらと思います。応援よろしくお願いします!」
【了】