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【独占取材】オランダで挑戦を続ける新たな“サムライ”。目指す夢は「日本と海外の架け橋」

text by 舩木渉 photo by Getty Images , Editorial Staff

無給のアマ契約から2年でプロ契約をつかみ取る

――先月プロ契約したばかりですが、オランダへ渡った当時はどのような契約でしたか?

「行った当初はプロの話も出ていましたが、体が出来上がっていないし、サッカーも違うので、オランダに馴染むまではセカンドチームでプレーすることになりました。なので無給のアマチュア契約です」

――セカンドチームからトップに上がれる希望はどれほどあるのでしょうか?

「今年のドルドレヒトは多かったですが、ほとんどトップに上がれないのが一般的です。セカンドチームには24歳までという年齢制限があって、そこまでやってダメであれば諦めて他のチームを探さなければなりません」

――アマチュアの選手たちは他の場所で働きながらプレーしているということですか?

「アルバイトをしている選手もいますね。あとは学生もいます。実は僕もデンマークの大学の通信課程を受講しています。UEFAがプロサッカー選手のセカンドキャリアを考えて仕組みを作っているので、プロでも学生をしながらプレーしている選手がいるんですよ」

――競技生活と勉強の両立は大変ではないですか?

「毎週アップロードされる授業をオンデマンドで受講して、レポートを出さなければならないこともあるので大変ですね。でも、オランダには僕と同じように大学の授業を受けている選手がたくさんいます。弁護士になるため法律の勉強をしている選手もいますよ。僕は卒業できるのか心配ですが…」

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