FIFAのブラッター会長【写真:Getty Images】
FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長が、次期会長選挙に立候補する可能性が浮上した。
79歳のブラッター会長は先月行われたFIFA会長選で5選を果たしたものの、複数幹部が贈収賄や資金洗浄の疑いで逮捕された汚職事件を受け、再選数日後の緊急会見で“辞意”を表明し、後任者が決定するまで一時的に職務を代行すると説明していた。
しかし、スイス紙『ブリック』で会長本人は「あれは“辞任”ではなかった。私の事務所はまだFIFAにある。次の選挙は通常とは異なる状況で行われるため、私の見解に基づいた規則を定めることにした。それまでは自らの責務を全うする」と、緊急会見で話した一連の内容を否定し、自身の発言を撤回するコメントを残している。
なお、同会長は6月2日に行われた会見で「私は立候補するべきではないだろう」と話していたが、本人は「辞職」といった言葉を使用していないという認識なようで、次期会長選にも立候補するのではないかと取り沙汰されている。
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