現役引退を表明したメルボルン・シティのFWジョシュア・ケネディ【写真:Getty Images】
豪州Aリーグのメルボルン・シティに所属する元オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディが、クラブのオフィシャルサイトで現役引退を表明した。
2009年から5年半に渡って名古屋グランパスでプレーしたケネディはJ1通算133試合に出場し、64得点を記録。今年から母国へと活躍の場を移した。メルボルン・シティでは12試合に出場して2得点。
32歳のケネディは、「Aリーグでプレーする機会を僕に与え、6ヶ月間サポートしてくれたメルボルン・シティに感謝したい」とキャリアの最後に初めて母国でプレーするチャンスを与えたクラブへの誠意を示した。
ケネディは、オーストラリア代表が優勝を果たした1月のアジア杯で予備メンバーには含まれていたものの、本戦出場メンバーには選出されなかった。しかし、代表で32試合プレー出来たことは誇りだと語っている。
「私は、自分のキャリアでの成果をとても誇り思っている。そして、最高のレベルで“サッカルーズ”(オーストラリア代表の愛称)でプレーできことを嬉しく思う。私が目標を達成することを助けてくれた人々に感謝したい。特に、家族と親友にね」
メルボルン・シティのジョン・ヴァント・シップ監督は「彼はわずか1シーズンのみであったが、クラブの目標を助ける重要な存在だった。メルボルン・シティはみな、フットボールから引退したジョシュアの成功を願っている」と述べた。
名古屋時代には2度の得点王とベストイレブンに輝き、2010年にはクラブ初の優勝をもたらした194cmの長身ストライカーが、15年のキャリアに幕を閉じた。
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