トゥヘル体制のプランとは?
まだ6月の終わりだが、ドルトムントの夏のお買い物は、一旦ひと段落したところもある。BVBの15-16シーズンは、実質的に2015年7月30日のヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦からスタートする。
7月5日から11日に掛けては日本、シンガポールを回るアジアツアーも予定されており、例年よりも準備期間が少ない。6月25日付のシュポルトビルト誌によれば、新監督のトーマス・トゥヘルは特にELの予選を「大きな妨害」と捉えている。新シーズンのチーム編成について、悠長に構えている暇はないのだ。
既に昨季の終わり、5月25日にレバークーゼンからMFゴンサロ・カストロの獲得を発表したのを皮切りに、6月9日には1860ミュンヘンからU-20ドイツ代表MFユリアン・バイグル、15日にはフライブルクからスイス代表GKロマン・ビュルキと、BVBは矢継ぎ早に新戦力を獲得してきた。
そして目下のところ、さらなる戦力の補強について大きな話題はない。またビッグネームを獲得しようとしないのは、クロップ体制と変わらないところだ。
25日付のシュポルトビルト誌は、トゥヘル体制のプランAの予想を次のように記した。布陣は4-2-3-1である。
【GK】ビュルキ、【DF】右SBドゥルム、右CBスボティッチ、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ボランチにカストロ、ギュンドアン、2列目は右から香川真司、ムヒタリヤン、ロイス、【FW】オーバメヤン。
あくまで可能性としての布陣だが、香川は右SHでの予想となっている。