FC東京は25日、明治安田生命J1リーグ1stステージ第17節・清水エスパルス戦に向けて練習を行った。

　清水戦を最後にドイツのマインツへと移籍するFW武藤嘉紀。この日の練習場にも多くのファン・サポーターが駆けつけた。

「これだけたくさんの方々が来てくださって、本当にFC東京で良かったなと改めて思いましたし、ここでプレーできたことが自分を成長させてくれました」

　愛着のあるクラブを離れる寂しさは本人にもある。だが「もうひとつ成長しないといけない」と、考え抜いた末にチームを離れる決意を固めた。

　移籍することにはなったが、クラブへの思いが消えるわけではない。「日本に戻ってくる時はまたFC東京で。引退は絶対にFC東京でしたい」と、自身の思いを打ち明けた。

　ラストマッチとなる清水戦は「何が何でも勝って花道を飾りたい」と意欲十分だ。そして「ゴールを取る姿をサポーターの方々に見ていただきたいと思いますし、それでチームを勝利に導ければ」と、自身にとってもチームにとっても最高の形で締めくくる意思を示した。

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