チェルシーに所属するGKチェフ【写真:Getty Images】
チェルシーに所属するチェコ代表のGKペトル・チェフが来週中にアーセナルのメディカルチェックを受ける見通しだと、英メディア『スカイ』が報じている。
2004年からチェルシーのゴールマウスを守ってきたチェフは、過去11シーズンで4度のプレミアリーグとFAカップ、3度のキャピタル・ワン・カップ、さらにチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ制覇を1度ずつ経験。
2014-15シーズンはローン先のアトレティコ・マドリーから戻ったGKティボー・クルトワにポジションを譲るかたちでベンチを温める機会を増やしたが、世界トップクラスの能力を備えていることに疑いはなく、この夏の移籍で正守護神としてプレーできるクラブを探している。
同メディアによれば、両クラブは既に条件面で合意に達しており、ロンドンに残ることを希望するチェフもアーセナル入りの意思を固めているようだ。そのため、メディカルチェックで問題がなければ取引は完了する見込みで、来週中には契約書にサインをすると見られている。
チェルシー主将のDFジョン・テリーは「チェフはシーズンで勝ち点12〜15をアーセナルにもたらすだろう。2014-15シーズンのプレミアリーグで優勝したチェルシーと3位アーセナルの勝ち点差は12ポイントだった。彼の移籍が実現したら強力なライバルになる」と、この移籍の影響力の大きさを語っている。
なお、アーセナルは、チェフを獲得した場合、シーズン後半戦で活躍したGKダビド・オスピナを放出し、GKヴォイチェフ・シュチェスニーと守護神の座を競わせる方針であることが伝えられている。
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