リバプールへ移籍するフィルミノ(左)とチェルシーのウィリアン(右)【写真:Getty Images】
リバプールは現地時間24日、ブラジル代表MFロベルト・フィルミノ獲得でホッフェンハイムと合意に至ったことを発表した。
フィルミノ自身初となるイングランドでの挑戦は、困難にぶつかることがあるかもしれない。しかしチェルシーのウィリアンは、プレミアリーグでライバルとなる同郷をサポートする意志があると語った。25日付の英紙『デイリー・エクスプレス』が伝えている。
シャフタール・ドネツクを経て、2013年にロシアのアンジ・マハチカラから3000万ポンド(約46億円)でチェルシーへと移籍したウィリアン。移籍初年度は苦しい時を過ごしながらも、現在は卓越したテクニックでチェルシーにおいて欠かせないプレーヤーとなっている。
「イングランドのフットボールは他とは違う。とても速く、アグレッシブで順応するのは大変だ」と述べながらも、「彼は素晴らしいプレーヤーで、点の取り方を知っている」とフィルミノを称賛した。
昨季は6位に終わったリバプールだが、ここまでフィルミノら5選手を補強。プレミアリーグ連覇を目指す王者チェルシーのライバルになる可能性もある。
だが、「私や彼と共にプレーするフィリペ・コウチーニョの考えでは、リバプールへ移籍する彼を助けたいと考えている」と、プレミアリーグで戦うブラジル人同士で協力しあうことを約束した。
リバプールがブンデスリーガ史上最高額となる移籍金4100万ユーロ(約57億円)をホッフェンハイムに支払ってまで獲得したフィルミノ。大きな期待とプレッシャーがかかることになるが、先輩ウィリアンのサポートで自らの価値を証明できるだろうか。
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