アイルランド代表と戦ったリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アイルランド代表は、2010年ワールドカップ(W杯)EURO予選プレーオフ・フランス代表戦の誤審の口封じとしてFIFAから500万ユーロ(約7億円)受け取っていたが、アルゼンチン『カンチャ・ジェナ』のエセキエル・フェルナンデス記者は24日、もう一つ賄賂を受け取っていたと明かしている。
フェルナンデス記者によればアルゼンチンサッカー連盟(AFA)の亡き元会長フリオ・グロンドーナ氏は、アイルランドを喜ばせるためにFIFAのブラッター会長にアルゼンチン代表との親善試合、とりわけ世界的スターであるメッシとの対戦約束を勧めた。
2010年8月11日に行われた同試合で、AFAはメッシの保険代を支払う余裕がなく、バルセロナを落ち着かせるため、同選手を蹴らない代わりにアイルランド代表の選手一人ずつに1万ドル(約120万円)支払っていたと言う。
マラドーナ氏は、2014年7月30日に82歳で他界したグロンドーナ氏を汚職事件に関わっていることを訴えてきたが、アルゼンチン代表伝説の供述は正しかった模様だ。
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