川島永嗣【写真:Getty Images】
日本代表のGK川島永嗣にフランスとギリシャの強豪クラブが関心を示している。23日にベルギー紙『ヘット・ラートステ・ニュース』が報じた。
今夏でスタンダール・リエージュとの契約が満了となり、フリーで獲得できる川島にはフランス1部のバスティアと、ギリシャ1部のPAOKテッサロニキが触手を伸ばしている。
バスティアは2014-15シーズンを12位で終えたが、パリ・サンジェルマンから期限付きで加入し、リーグ最多のシュートを阻止して中位確保の原動力となったGKアルフォンス・アレオラのビジャレアル移籍が決まっている。
そのため新たな守護神を探していたが、当初の獲得候補筆頭だったソショーのヨアン・ペレはマルセイユ移籍が決定し、他の戦力を探さなければならなくなってしまっていた。
バスティアが本拠地を置くコルシカ島のメディア『コルス・マタン』によれば、川島の他にレッドスター・ベオグラード所属のセルビア代表ダミール・カーリマン、トルコ1部カシムパシャでプレーし、スウェーデン代表120キャップを誇るアンドレアス・イサクション、そしてマラガのメキシコ代表ギジェルモ・オチョアの名前が挙がっている。
オチョアはフランスのアジャクシオで評価を高め、マラガへ移籍したものの出場機会を得られていない。それでも移籍金が高額でバスティアに獲得は難しいという見方が強い。
一方、今季のギリシャリーグを3位で終えてヨーロッパリーグに出場するPAOKは、シーズン後半に正守護神を務めたフランス人シャルル・イタンジュと、第3GKだったアステリオス・ジャコミスの退団が決定している。
現状では昨年ギリシャ代表デビューを飾った28歳のパナギオティス・グリコスがおり、川島が加入した場合は進境著しい若い選手とのポジション争いに挑むことになる。
より競争力の高いリーグで正守護神を保証されてプレーするのか、それとも若い選手とポジション争いをしてヨーロッパリーグ出場を目指すのか。欧州で移籍先を探す意向を示していた川島の新天地は近いうちに決まるかもしれない。
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