オランダに勝利したなでしこジャパン【写真:Getty Images】
【なでしこジャパン 2-1 オランダ代表 カナダ女子W杯ラウンド16】
カナダ女子W杯を戦うなでしこジャパンは24日、決勝トーナメント1回戦でオランダ代表と対戦した。
グループステージではGKを入れ替えて臨んだなでしこジャパン。この日は海堀あゆみが先発のピッチに立った。ダブルボランチは阪口夢穂と宇津木瑠美、2トップの一角には大野忍が入った。
立ち上がりに裏を取られるシーンがあった。相手のミスでピンチにはならなかったが、肝を冷やした。
オランダが優勢になりかけたが、先制したのはなでしこジャパン。10分、左サイドから宮間あやがクロスを上げると、大儀見優季が頭で合わせる。これはクロスバーに阻まれるも、こぼれを有吉佐織が右足で蹴り込み、ネットを揺らした。
攻撃にリズムが出てきたなでしこジャパンは21分、右サイドに開いた川澄奈穂美の折り返しを宮間がフリーで狙うも枠を外れる。直後には、大野とのワンツーから鮫島彩がシュートを放つもクロスバーを越えた。
大野が相手の最終ラインと中盤の間でボールを受け、大儀見らと良いコンビネーションを見せている。
前半終盤にはオランダが速攻を仕掛ける場面もあったが、なでしこジャパン守備陣もしっかり対応。1-0とリードを奪ってハーフタイムを迎えた。
なでしこジャパンは54分、カウンターから宮間が持ち込むと最後は川澄がシュート。相手DFに当たってコースが変わるも、わずかに枠を外れた。66分、大野に代えて岩渕真奈を投入する。
オランダも攻撃に出る中、76分、セットプレーからピンチも海堀が反応してブロックする。そして78分、大儀見、宮間と繋ぎ、岩渕がスルーすると阪口が左足で決めてなでしこジャパンが2点目を奪った。
なでしこジャパンは80分、川澄に代えて澤穂希を投入。宇津木をアンカーに置き、試合を締めにかかる。
終盤にはオランダがパワープレーを仕掛けると、アディショナルタイムに1点を返される。それでも、なでしこジャパンがオランダに勝利し、準々決勝進出を決めた。
【得点者】
10分 1-0 大儀見優季(なでしこジャパン)
78分 2-0 阪口夢穂(なでしこジャパン)
90分 2-1 ファンデフェン(オランダ)
【了】