チェルシーのGKペトル・チェフ【写真:Getty Images】
チェルシーのチェコ代表GKペトル・チェフのアーセナル行きがいよいよ大詰めを迎えているようだ。22日付の『デイリー・ミラー』や『スカイ・スポーツ』など複数のメディアが、すでに2つのロンドンのクラブ間が合意に至ったと報じている。
ミラー紙によれば、アーセナルは移籍金は1100万ポンド(約20億9000万円)、クラブの歴代GK史上最高額となる週給10万ポンド(約1900万円)を提示したと伝えている。
33歳のチェフは2004年7月にフランス・リーグ1のレンヌから700万ポンド(当時レートで約14億円)でチェルシーに加入。移籍初年度からプレミアリーグの連続無失点記録を打ち立てるなど、すぐさま“ブルーズ”の守護神の座についた。
以降、4度のプレミアリーグ優勝、4度のFAカップ優勝やヨーロッパリーグ制覇など数々のタイトルをチェルシーにもたらした。また、2011/12シーズンではクラブ史上初のチャンピオンズリーグ優勝の立役者のひとりとなった。
しかし、今シーズンはアトレティコ・マドリーへの期限付き移籍から復帰したベルギー代表GKティボー・クルトワの台頭によって出番が激減。リーグ戦、カップ戦など16試合の出場に留まった。
プレミアリーグ王者のチェルシーは、シーズン開幕前にFA杯王者であるアーセナルとコミュニティシールド(スーパー杯)で対戦する。
チェフのアーセナル移籍が実現することになれば、このチェコ代表GKはデビュー戦で古巣からゴールマウスを守ることになる。
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