次戦、88年以来の五輪出場権獲得に挑む
そしてデンマーク代表戦で先発したメンバーの中で、来季から舞台をブンデスリーガに移すのはキミッヒだけではない。キッカー紙が同じく「1」を付与したアミン・ユネスは、レンタル期間の終了とともに2部カイザースラウテルンからボルシアMGに戻る。
ハーン、トラオレ、ジョンソンと左サイドは激戦区だが、ユネスは「チャンピオンズリーグでボルシアMGの一員としてプレー出来たら素晴らしいね」と希望を抱いている。
絶不調のクノッヘに代わってCBに入ったドミニク・ハインツは、カイザースラウテルンからケルンへの移籍が決定している。キッカー紙はシャットアウトに貢献したハインツに対して、「1」とまでは行かなくとも「2.5」と高評価だ。
つまりデンマーク代表戦では、主将のフォラントを始めとするブンデスリーガの主力クラスに、キミッヒ、ユネス、ハインツといった夜明け前の野心が組み合わさったことになる。だからこその危うさが、フォラントに警戒を解かせないところもあるだろう。ドイツ代表は完成し切っていない。U-21であるが故の、成熟の途上にあるのだ。
ドイツ代表は23日にチェコ代表と対戦する。88年以来のオリンピック出場を賭けた最終戦となる。
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