クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドが、クラブに対して怒っているようだ。21日付のスペイン紙『アス』が5つの理由を挙げている。
まずC・ロナウドは、医療スタッフを仕切るヘスス・オルモ氏の退団を希望しているという。しかしこれは今に始まったことではなく、ロナウド一人の願いではない。
チームの大半の選手は、信頼していたペドロ・チュエカ氏の解任に不満を示している。今季マドリーの多くの選手達が負った怪我(モドリッチ、ハメス、ラモス)は、ペレス会長のコネで2年前に就任したオルモ氏の回復プランが原因だと、選手たちが訴えたという。
2つ目の理由も既に誰もが知っていることである。ロナウドは、惨敗したアトレティコ・マドリー戦後に誕生日パーティーを開き、批判の嵐に晒された。この時、クラブから擁護してもらえなかったことがショックだった模様だ。
3つ目は、カシージャスとセルヒオ・ラモスが要求する条件を飲まないクラブの、両者への扱いにも納得がいかないようだ。4つ目は、ベニテス監督がロナウドを9番の位置で起用したいという情報を、メディアを通じて知ったことだ。
そして5つ目。ベニテス監督がFWガレス・ベイルのプレーするウェールズ代表の試合を観戦したが、ロナウドも指揮官の訪問を受けたかったようだ。
バロンドールを3度受賞したポルトガル代表のスターは、自身のサポーターからもブーイングを浴びるなど、個人的に辛い時期を過ごしていると言える。2018年まで契約を交わしているロナウドだが、満了する前に退団する可能性はゼロではないだろう。
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