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ミラン、アトレティコMFアルダ獲得へ。200億の補強費で再建着手

text by 編集部 photo by Getty Images

ミラン、アトレティコMFアルダ獲得へ。200億の補強費で再建に着手
アトレティコ・マドリーに所属するMFアルダ【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエAのミランが、今夏の移籍でアトレティコ・マドリーに所属するトルコ代表のMFアルダ・トゥランの獲得に動いているようだ。

 ミランは先日、クラブの株式48%をタイ資本家ビー・ テチャウボン氏に売却したことを発表し、いよいよ本格的な再建に取り掛かろうとしている。ロッソネリの補強費は1億5000万ユーロ(約209億円)と言われており、ポルトに所属するコロンビア代表のFWジャクソン・マルティネスに次ぐターゲットとしてアルダに関心を示している。

 ガラタサライ下部組織で育った28歳のアルダは、2011年8月にアトレティコへ加入すると、移籍初年度から主力としてプレー。今季もMFラウール・ガルシアと右サイドのポジションを争いながら公式戦46試合に出場した。しかし、チームを率いるディエゴ・シメオネ監督は同選手のパフォーマンスに満足しておらず、ラシン・クラブ時代の教え子であるビジャレアルのFWルシアーノ・ビエットの獲得を望んでいるため、来季以降はさらに厳しい定位置争いが繰り広げられると予想される。

 スペイン紙『アス』でアルダは「競争が激しいチームにいることは理解しているし、それを楽しみたい。自分はアトレティコのスタイルに貢献していると思う。ファンからの愛情にも誇りをもっている」と、残留を希望するコメントを残している。

 なお、アルダとアトレティコの契約は2017年夏までとなっており、違約金は4100万ユーロ(約57億円)に設定されている。指揮官にシニシャ・ミハイロビッチ氏の招聘が取り沙汰されているミランは、大型補強によって復権への足掛かりを築くことはできるだろうか。

【了】

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