シンガポールは思ったより良いスタート
日本代表は16日、埼玉スタジアムでシンガポールと対戦。2018年ロシアW杯アジア2次予選の初戦となるこの一戦、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は11日のイラク戦から左SBを負傷の長友佑都に代えて太田宏介を起用。
その他は変わらずGK川島永嗣、DF槙野智章、吉田麻也、酒井宏樹、MF柴崎岳、香川真司、長谷部誠、FW本田圭佑、宇佐美貴史、岡崎慎司が名を連ねた。
この試合を現地で取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏は、注目する選手について「岡崎。カズの得点記録に近づいているし、この2次予選で多くの得点を決めることに期待している」とした。
日本のホームということもあって大差での勝利や早い時間帯での得点の可能性もあったこのカードだが、キャロル氏はシンガポールの印象について「思ったより良いスタート。DFの4人とMFの5人がラインをキープして組織的に日本の攻撃陣にプレッシャーを与えている」と語った。
とはいえ、やはり日本にとっては“勝って当然”といえる相手。それでも決定的なシーンがありながらも得点を奪えないことにキャロル氏は「確かにイラクに比べたらシンガポールは固い。でもシュートの精度が低すぎる…」と指摘した。
その後も優勢に試合を進めながら点を奪うことができず、前半を0-0で折り返した。
キャロル氏は後半で点を奪うためのポイントとして「忍耐力」とし、「前半はゴール前で少しパニックになっている。落ち着いたら決まるはず」と理由を語った。
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