FIFA汚職事件への関与が噂されているナイキとブラジル代表【写真:Getty Images】
アメリカスポーツ用品大手「ナイキ」が国際サッカー連盟(FIFA)汚職事件に関与した可能性が浮上している。12日、米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が報じた。
同紙によれば、米捜査当局は1996年にブラジルサッカー協会とナイキの間に締結されたスポンサー契約について調査を行なっている。この一件で、ブラジル側だけではなくナイキも不正行為を働いた証拠が発見される可能性がある。
先月、FIFAの幹部ら14人が汚職により起訴された際の起訴状には名前は伏せられていたものの、アメリカの多国籍スポーツウェア企業の汚職への関与の疑いが記載されていた。同紙によれば、関係者の情報により該当企業がナイキであることを確認したという。
ブラジル代表については先月スポンサー企業の代表人事への介入が報じられていた。元ブラジルサッカー協会会長であるホセ・マリア・マリン氏は汚職事件によって既に逮捕されている。
先日には元ブラジル代表のジーコ氏がFIFA会長選挙立候補を宣言した。果たして、ブラジルサッカー界は様々な問題を解決できるのだろうか。
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