ポール・ポグバ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドといった欧州列強クラブによって繰り広げられるポール・ポグバ争奪戦に、新たな候補が加わるようだ。
その候補とはマンチェスター・シティとバルセロナだ。特に今季主要タイトル三冠を達成したバルサは熱視線を送っている。
未成年選手の登録違反で来年1月まで補強禁止処分を言い渡されながら、大物の獲得を目指すバルサのアリエド・ブライダSD(スポーツディレクター)は伊『ガゼッタTV』でポグバについて次のように語った。
「ポグバはヨーロッパのあらゆるチームでプレーできるクオリティを備えており、すべての人が欲しがるのは当たり前のことだ。まだ22歳で、非凡なものを持っている」
ブライダSDは今季のチャンピオンズリーグ決勝で対戦し、年間を通して驚くべきハイパフォーマンスでユベントスをけん引したフランス代表の怪物を絶賛している。
そして「彼は我々とともにプレーできるだろう。もし彼が選択しなければならない場合、バルサが最も彼の関心を惹くプロジェクトであり、チームになると考えている。私はポグバにバルサへ来るよう助言したい。私もバルトメウ会長も彼が重要な選手であると感じている」と、ポグバへラブコールを送った。
英紙『ミラー』はバルサのポグバへのオファーを8100万ユーロ(約112億円)ほどと見積もっているが、『デイリー・スター』によれば対抗するマンチェスター・シティの提示する移籍金を破格の2億ユーロ(約300億円)と伝えており、報道が過熱している。
あまりに現実的でない移籍金の額は報道における誇張に過ぎない可能性もあるが、いずれにせよポグバという存在が自慢の資金力をフル活用してでも獲得したい逸材中の逸材であることに間違いない。今後の各クラブの動向に注目だ。
【了】