ゼップ・ブラッターFIFA会長【写真:Getty Images】
先日FIFA会長からの辞任を表明したばかりのゼップ・ブラッター氏だが、一転して職にとどまることを検討している可能性がある。スイス紙『Schweiz am Sonntag』が13日に報じた。
同紙によれば、ブラッター会長が辞任を発表した後に支持基盤であるアフリカとアジアの各連盟からメッセージを受け取ったという。その内容は辞任を考え直すよう促すものだった。
これについてFIFAの広報部長を務め、今年限りで退任が決まっているウォルター・デ・グレゴリオ氏はコメントを避け、FIFAからは明確な回答を得られていない。
EU(欧州連合)議会はブラッター会長の即時退任を求める決議を採択しており、ヨーロッパ方面からの逆風は日々強さを増している。国の数が多い分アフリカとアジアの力は大きいが、ブラッター会長が翻意することはあるのだろうか。
【了】