西川周作【写真:Getty Images】
日本代表は12日、イラク戦から一夜明けて埼玉県へ移動し、練習を行った。
西川周作はJ1で首位を走る浦和レッズの守護神だ。しかし、代表チームではなかなかチャンスが巡ってこない。イラク戦も90分間ベンチで過ごすことになった。
ただ、試合に出ていなくてもピッチ上に目を光らせていた。
「日本のやり方を見ながら、当たり前なんですけど、相手のGKの動きや失点した時、GKとしてどういう準備をしていれば一番ベストだったかなとか、相手チームを見ながらいろいろ情報を得ていた」
W杯アジア2次予選初戦のシンガポール戦では、日本がペースを握ると思われるが、GKとしてはそうした試合でも油断はできない。
「Jでも経験があるんですけど、なかなか始まってもボールが自分のところに来なくて、1回来たピンチが大ピンチだったり、自分にとってはすごいチャンスだったり」
川島永嗣のように海外での経験があるわけではない。だが、Jリーグでの経験は西川を国内最高レベルのGKに押し上げている。シンガポール戦の会場は埼玉スタジアム。西川は「埼玉でできることが嬉しいですし、今すごくチームの雰囲気がいいので、頑張りたいと思います」と抱負を述べた。
【了】