日本代表は11日、キリンチャレンジカップでイラク代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。

　この日の日本は、相手の攻撃を寄せ付けないコンパクトな守備が際立った。フル出場で完封勝利に貢献したDF吉田麻也は「攻守において戦術的なトレーニングを行っており、今日は守備に課題をもって取り組みました。うまく出来たと思います。しかし、重要なのは次の試合で確実に勝ち点3を獲ること」とコメント。

　続けて、「（ハリルホジッチ監督からは）開始10分間はアグレッシブにプレスをかけるよう指示されていました。また、ピッチ上の状況に合わせ、自分たちで解決策を導き出すことも求められています。我々はフットボールを理解しなければなりません。30分以降は少しブロックを敷いてラインを下げましたが、次の段階へ行くためのものなので問題ないです」と、チームの組織力が向上していることを強調した。

　また、個人の部分で監督から要求されていることについては、「CBとして身体的にもっと大きくなるよう言われています。精神的なことでは、チームのリーダーになることを求められています」とコメント。日本の課題と言われるメンタルに関しては、「ミーティングを多くもつようにしています。監督は日本がどのようにプレーすべきかを繰り返し話すため、同じことを続けていくうちに自動的に刷り込まれていくと思います」と語った。

　なお、日本は16日から始まるワールドカップ・ロシア大会のアジア2次予選でシンガポール代表と初戦を迎える。

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