長友佑都【写真:Getty Images】
【日本 4-0 イラク 国際親善試合】
日本代表は11日、キリンチャレンジカップでイラク代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。
左サイドで初先発の宇佐美貴史とコンビを組んだ長友佑都は、「試合の中で彼の特徴だったり、どうやったら彼が気持ちよくプレーできるのかっていうのを僕自身も見ながらやっていたんですけど、楽しそうにやれていた」と、これまでの香川真司に代わる新パートナー発見に手ごたえを感じている。
そして「点を取ってほしかったですけどね。次、取ってくるんじゃないですか、彼なら」と宇佐美にエールを送った。
経験豊富な長友にとって、イラク戦はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下で初めての試合だった。しかし、毎日のように行われたミーティングや、ポジションごとの話し合いで「戦術の確認だったりとか、一人ひとりにやるべきことを整理して共有できていた」ことにより、短期間で監督の求めるサッカーを理解できたようだ。
W杯予選前の重要な強化試合で快勝を収めて好スタートを切ったが、長友は「山あり谷ありが3年間のどこかで来ると思う」と語り、ザックジャパンでの停滞を例に挙げて継続していくことの難しさを説く。
一方で、「選手がしっかりとブレなければ、必ずいい結果が出ると僕自身信じている」と、新指揮官への絶対的な信頼を述べた。
やはり重要なのは勢いよりも確実に目の前の試合で結果を出すことだ。長友も「本当に一歩一歩」と気を引き締める。
週明けにはすぐW杯予選という真剣勝負の場が待ち構えており、「次のシンガポール戦で自分たちがどんなサッカーをできるのか、自分がチームのために何ができるのかっていうのを考えて、先のことをあまり考えずに、いま自分がチームのために出来ることをやりたい」と一戦必勝を誓った。
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