レアル・マドリー時代のFWエルナンデス【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのインテルが、マンチェスター・ユナイテッドに所属するメキシコ代表のFWハビエル・エルナンデスの獲得に動いている。
伊メディア『カルチョ・メルカート』によれば、インテルはリーグ得点王のFWマウロ・イカルディとFWロドリゴ・パラシオのアルゼンチン代表コンビで形成される2トップのバックアップが不足しているため、途中出場からでも得点が期待できるエルナンデスに白羽の矢を立てたと報じられている。
“チチャリート”(エルナンデスの愛称)は今季、ルイ・ファン・ハール新監督の構想外となり、1年間の期限付き移籍でレアル・マドリーに加入。前半戦は目立った活躍がなかったものの、FWカリム・ベンゼマの負傷によって出場機会が巡ってくると、チャンピオンズリーグ準々決勝のアトレティコ・マドリー戦ではチームをベスト4に導く決勝点を挙げた。
27歳のエルナンデスは来季の去就について「レギュラーとしてピッチに立てるクラブへ行きたい。私が優先するのはプレーすること。CLに出場するユナイテッドは今季より試合数が増える。ファン・ハールはより多くの選手が必要になるため、私にも残留する可能性はある」とコメント。
しかし、オランダ人指揮官は、クラブとの契約を2016年まで残すエルナンデスを先発で起用することは否定しており、移籍金が生まれる今夏の放出を望んでいると言われている。
なお、エルナンデスにはラツィオが1150万ユーロ(約16億円)で獲得を狙っており、サウサンプトンやウェストハムからの関心も取り沙汰されている。
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