宇佐美貴史【写真:Getty Images】
【日本 4-0 イラク 国際親善試合】
代表初スタメンとなった宇佐美貴史は、果敢なドリブルや味方とのコンビネーションで特徴を出し、守備に切り替わった時もしっかり対応した。
「そんなに緊張もしなかったですし、楽しみながらやれた」と充実感を見せ、「スタートからの方が楽しいし、刺激を受けた」と振り返った。
後半は疲れもあってか動きが鈍くなったが、前半は攻守の切り替えも迅速だった。
「守備からスタートするというのは言われていましたし、自分のところで足を引っ張らないように心がけていた」
ガンバ大阪では最前線でプレーするが、この日は左サイドだった。そのため、ゴールを目指すだけでなく、味方へのパス出しでも貢献した。
この日は岡崎慎司のチーム3点目をお膳立てしている。
「あのまま自分で突破しても良かったんですけど、岡ちゃんがフリーでした」と、バイタルエリアでの冷静な判断が光った。だが、宇佐美はアシストより「いいところに仕掛けられた」ことが良かったと分析した。
また、香川真司といい距離感の中で連係を見せる場面もあった。これについては「欲しい場所も、出してくれる場所も大体わかる。間違いなく合わせることはできると思っていた。もっと2人で絡んで崩していくシーンを作れれば」と、日本の10番とのコンビネーションもさらに深めていくつもりだ。
【了】